作業療法士にっしのブログ

作業療法士の日常を綴っています

肩関節の解剖学①

例えば、

肩甲骨骨折や上腕骨近位端骨折、上腕骨外科頚骨折後の患者さんを担当したとします。

 

あなたならどうしますか?

 

今回はそういったケースを想像しながら、について書いていこうと思います。

 

 

 

広い意味での肩関節は5つの関節で構成されます。

 

①胸鎖関節、②肩鎖関節、③肩甲上腕関節、④肩甲胸郭関節、⑤第2肩関節(上方上腕関節)

 

この中で唯一、体幹と繋がっているのは胸鎖関節のみです。

その他は胸郭上に浮いている状態です。

では、なぜ腕が落ちないのかというと肩関節の各関節にいくつかの靭帯があり、運動方向が制限されているのと17個の筋肉が付着しているからです。

 

肩関節の障害は構成する組織が多いことや肩関節の運動自体が非常に複雑である故に実際の臨床の中でも関わることが多いです。

作業療法士に求められるのは、これら多くの組織の中から何が原因となり、痛みや障害が生じているのかを見極めることです。

 

そのためにも解剖学の知識は必須になります。

 

 

・・・前置きが長くなりました。

 

・肩甲骨のアライメント

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続きは次の記事に記載していきます。