作業療法士にっしのブログ

作業療法士の日常を綴っています

国家試験、卒業試験対策に行っていた事

今回は国家試験や卒業試験対策に私が行っていた事について書いていきます。

 

当時行っていたのは

 ノートに友人や自身で問題を書き出し、それに答えるというものでした。

 

当時のノートが見つかったため、とりあえずその内容を書いてみます。

 

赤字で解答を書いているので赤い下敷きや赤シートで解答を隠して一緒に考えてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

①嚥下の際に舌骨が挙上する意味は?

A.食塊が気道に入らないようにするため。

 

②肝小葉を中心として血液の流れについて説明しなさい。

A.固有肝動脈(門脈)→小葉間動脈・小葉間静脈→洞様毛細血管→

  中心静脈→肝静脈→下大動脈

 

③高張性脱水とは?

A.細胞内から細胞外へ水が移動し、発汗などにより細胞外液量と細胞内液量が減少した状態のこと。水摂取不足、尿崩症、糖尿病、アルコール摂取などで生じる。

 

クレアチニンリアランスとは?

A.1分間に尿中に排泄されたクレアチニンを含む血漿の量。

 

⑤酸塩基平衡における呼吸の役割について説明しなさい。

A.呼吸により体内のCO₂を調節し、血液のpHを一定に保つ。

 

⑥腎臓における酸の排出方法について述べなさい。

A.不揮発性酸としてH₃PO₄やH₂SO₄が腎臓から水溶液として尿中に排出される。

 

⑦GFRの調節のしくみについて説明しなさい。

A.GFRが上昇すると[NaCl]が上昇し、輸入細動脈の収縮が起こり、PGが減少した後、GFRを低下させる。また、GFRが低下すると傍糸球体細胞からレニンが分泌され、アンジオテンシンⅡが増加し、輸出細動脈抵抗が上昇することでGFRを上昇させる。

 

⑧筋の収縮における滑走説とは?

A.筋が収縮するとき、ミオシン・アクチンの長さは変わらず、互いが滑走することで筋全体が短縮していく。したがって、A帯の長さは変わらず、I帯とH帯が短くなること。

 

⑨神経による筋張力(出力)の調節について2つの方法がある。それを説明しなさい。

A.筋を受動的に伸張した時に発生する静止張力。それと、各筋長における強縮時に発生する全張力から静止張力を引いた活動によって発生する活動張力がある。

 

⑩除脳固縮が起こる理由を説明しなさい。

A.伸筋に対して、前庭核や下位脳幹網様体が促進的に働いており、中脳で切断されるとそのバランスが崩れるため起こる。

 

10問程書いてみました。

基礎的な事が多いですが、よく学生同士でこんな話をしていたものです。

持つべきものは友」とはよく言ったものですね。

 

日々の学習の一つになれば幸いです。