作業療法士にっしのブログ

作業療法士の日常を綴っています

作業療法実習②

 

作業療法実習②として今回は実習のレポートや課題についておすすめのまとめ方を書いていこうと思います。

 

一般的な実習において課されるレポートは

 ・デイリーノート

 ・ケースノート

この2つの場合が多いと思います。

 

大学毎に決まった形式があれば、実習地毎や実習地に一任されている場合があります。

 

・デイリーノート

これは1日の行動記録や、自己学習、1日の振り返り、疑問点、明日の行動目標などの項目を書くのが良いと思います。

 

〇年〇月〇日〇曜日

1日の行動記録

0:00〜 Aさん 疾患名 見学orROM測定

………………

自己学習

 

1日の振り返り、反省

 

実習で分からなかった事、疑問点

 

明日の行動目標

 

 

・ケースノート

ケースになったクライエントの評価、治療、経過を記載していきます。

評価項目や評価内容はクライエントに合わせた物になるため、テンプレートのような形式はありません。

私がおすすめしたいのは評価治療記録をSOAP方式で記録する事です。

SOAP形式とは、問題指向型診療録とも呼ばれ、多くの医療現場で使用されている記録方法の一つです。

 

記載する項目は以下の通り。

・S(Subject):主観的情報。クライエントの発言など。
・O(Object):客観的情報。評価・検査から得られた情報。
・A(Assessment):上記SとOの情報に対する考察。
・P(Plan):上記Aに対して必要と思われる方針。

 

この形式で記録するメリットとして、短期間になる実習において問題点の焦点化と整理、思考プロセスの明確化などが行える事だと思います。

 

以上のまとめ方を実習ではおすすめしますし、実際に行っています。

実習での記録を後で見返してみると自分に足りなかった事や新たな発見も多くあるはずです。

実習が終わったら破棄や放置するのではなく、作業療法士として働き始めたり、数年後に見返してみましょう。

 

     初心忘れるべからず

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました😊